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ごぼうを使った料理

ごぼうも万能選手です

便秘に悩んでいる時、とても役に立ってくれたのがごぼうです。
水溶性、不溶性両方の食物繊維を豊富に含んだごぼうは、便秘に最高でした。
ごぼうに含まれる不溶性食物繊維であるリグニンという物質は、内臓、腸の発がん性物質を吸着してくれるという働きがあり、ブロッコリー同様、癌予防に効果があるといわれています。
夫の家系は大腸がんの人がいるので、大腸がん予防になるごぼうは意識してとるようにしているのです。

またイヌリンという成分も豊富です。
この成分は食物繊維に含まれる炭水化物の一種で、春菊にも含まれています。
春菊とごぼうは似ても似つかない野菜なのに、同じ成分が入っているなんて不思議です。
イヌリンは血糖値改善効果があり、ビフィズス菌の成長を促すという整腸作用もあるので、糖尿病になりかかっている夫には、どんどん食べさせたい食材なのです。

それにアミノ酸も豊富です。
アミノ酸は人が生きていくために必要な栄養素なので、こうした栄養素がたっぷり詰まったごぼうは、食卓になるべく多くあげたい食材ともいえます。

我が家の定番うまうまごぼう

うちの定番で、お酒のつまみにもなりますし、子供のおやつとしてうちの子は、とても好きでよく食べていたうまうまごぼうを紹介します。
作り方も簡単で、本当にポリポリおいしくいただけるので、ぜひ作ってみてください。

材料はごぼう2本から3本くらい、酢水適宜、片栗粉小さじ1から2、小麦粉小さじ1から2くらいです。
たれに、麺つゆ(3倍希釈)大匙1、マヨネーズ大匙1、水適宜です。

皮むきでごぼうの皮をむいて、面貌などでたたいて繊維を壊します。
食べやすい大きさに切って酢水に5分ほど付けます。
ごぼうの水を切って水分を少しとって片栗粉、小麦粉をまぶします。

フライパンに1cm位の油を入れて揚げやきします。
触らずに、表面が固まってきたら裏返します。
揚げやきの時間は5分程度です。

その間に、ウマたれを作ります。
水はお好みで、高血圧などが気になる方はめんつゆを少なめにしてもいいと思います。

ごぼうがかりっと上がったら、油をしっかり切ります。
熱いうちにウマたれに絡めて完成です。
ごぼうの切り方を変えると、より一層たれが浸みますし、細目に作ればお子さんの食べやすいです。

うちの夫はものすごくこれが好きで、ビールと一緒にさくさく……食べ過ぎてしまうくらいです。
高齢者の方には、一度、ごぼうを甘煮にしてからあげると柔らかく仕上がるので、さくっという感触と共にごぼうを一杯食べることができます。
ただ、あげてからしばらくすると、しなっとしてしまうので、揚げたてを食べるようにしないとおいしくないです。
高齢の方にはちょっと工夫して、うちの義理の母が家に来たときなどはこの方法で作ります。