思い出の品1点1点と向き合う
区切りをつけて自問自答してみましょう
片づけて捨てようと思っても、思い出の品物はなかなか捨てがたいものですね。
夫婦や子供、家族の中でも思い出の物は違いますから、こればかりは勝手に片づけることはできないのでやっかいなことです。
思い出の持ち主が捨てるか残すかを判断しなければなりませんね。
処分しようとするとこの品が一番難しいのではないかと思います。
年月を経た分、愛おしさが増してますます捨てられなくなるのが常でしょう。
人生の歩みが長くなる分だけこのような品も増えてしまいます。
ある程度の歳を経ると、人生の振り返りの方が多くなりますから感情的に捨てられないのは無理のないことで、よくわかります。
ですが、広いお屋敷でない限り、物が納まらない現実にすぐ直面してしまいます。
この類の品々を整理しようと思っているならば心を鬼にして選別しなければなりません。本当に大切なものを見直すよい機会だと思ってやればかなり減らせるのではと思います。最低でも1年ごとに見直して確認することが大事ではないかしら。区切りをつけて振り返ってみて、その時点でなぜと自問自答してみるのです。
上手に選別する
思い出はすべて過去ですから、それとどうして別れられないのかを考えてみるとよいでしょう。
私も子供が幼稚園の時に書いた母の日の絵や手紙、孫がくれた似顔絵なんかがありますよ。
でも、気に入った1枚ずつだけ残っていて後は捨てましたから、これで満足でよしとしています。
主人も昔優勝したゴルフコンペのトロフィーとかボロボロになった読まない辞書とかがとってあるんです。
私にとっての価値はゼロですけど、主人にとっては何かあるんでしょう。
強制的に捨てろとはいいませんが、年1回はそろそろどうでしょうかと問いかけはしています。
最近ではペットとの別れに家族同様の感情がありますから、洋服や首輪などに執着してしまうと思いますが、そういう物はお寺でお焚き上げしてもらう方法があって、片づけるというよりは供養になりますからそれで一区切りをつけることが可能ではないでしょうか。
今の時代、パソコンや携帯などに写真を残しておけますから、大事な昔の絵や写真はこれに移せば収納スペースが必要なくなり、相当な量は保存しておけます。
便利になったことを利用して、上手に選別して残していきたいものです。
思い出の物に縛られて支配されるのではなく、自分の意思で量を決めて管理していけるようになると一層よい思い出として自分に
残りますから、あとはお迎えの時に棺に入れて処分してもらえばいいと私は思っています。