加齢を受け止めて跳ね返す努力
忍び寄る老化現象
毎年、年齢には勝てないなと思いながら歳を取っています。
徐々に忍び寄って来る魔の手のように老化現象というものに浸食されている感じです。
手を伸ばしているつもり、早く歩いているつもりなど、自分では一生懸命に動作をしているのですが、真っ直ぐ伸びなかったり、歩幅が広がらなかったりして思うようになっていないと感じることがしばしばありますね。
ラジオ体操がしんどいような気がしています。先日、散歩中のことですが、足元にこぶし大くらいの石が転がっていたんです。
避けようと頭では思っていたんですが、実際は少し踏んでしまい、軽い捻挫になってしまったことがありました。
思考と身体のズレが出ているどうしようもない事実です。
物忘れも多くなり、部屋を移動するごとに何をしに来たか忘れてしまうことがあり、自分でも呆れてしまいます。
笑い話のようですが、メモ帳を取りに行こうと思って、何を取りに来たかを瞬時に思いだせないのです。
あれ、それという代用言葉も出始めました。
人や物の名前がすぐ出てこないのです。身体だけでなく、脳も衰えている証拠ですね。
夜更かしができなくなって、早寝早起きの生活になったのはある意味よいのですが、スッキリ感がないのが悩みですね。
老眼も進みますから、目のかすみ具合がひどくなるばかりで、細かい字の新聞などは手を伸ばした距離でないと読めませんもの。
老眼鏡の度数を度々直すだけでも大変です。耳も悪くなり始めた自覚があり、何回も聞き直すことが増えてきました。
お肌のシワシワ、カサカサまで含めると、何だか歳を取ることが嫌になることばかりに思えてきます。
一番堪えたのが息子達に話が長いし、くどいし、歳とったねといわれた時です。
愕然としましたね。
ささやかな抵抗
自分が自分でなくなっていくような、どうなってしまうのでしょうというショックと焦りが今も進行しています。
還暦を迎えれば諦めムードがでるのかもしれませんけど、まだ諦めたくないですね。
よく筋肉が柔らかくなって血流がよくなるからストレッチをするとよいといわれますので、運動嫌いの私としてはしぶしぶそれを始めたところです。
腰痛や肩こり、冷え性の改善に役立ったら御の字です。
あとは、よく眠れるように、奮発してちょっと高級な羽毛布団を購入しました。
やはり高級な羽毛布団は全然品質が違い、とてもあたたかいです。
私はお酒も煙草もたしなみませんが、それでもこんな状態ですから、過剰に摂取される方はきっと早いうちからよくない症状が表れてくると思います。
私のできるささやかな抵抗、今はせめて衰えの進行を遅くするあの手この手を実行するしかありませんね。