世代を超えて不安な年金問題
不安な年金問題
私はアルバイトからすぐ結婚をして専業主婦でやってきました。
幸い、持ち家に住んでいますので、家賃を払わなくても暮らしていけますのでやっていけますが、結婚後も働き続けて厚生年金を掛けていた方とは年金額は相当違うと思います。
夫の年金はわずかながらこれから入ってくるのですが、私の時の年金は60歳からの一部支給で定額支給は65歳になりそうです。
これではまだまだ専業主婦の家計のやりくりは腕のみせどころで、生涯主婦だけは引退はできないでしょう。
自分がもらう番がくるまでまた年金額は改正されるかもしれませんから、この先わかりませんね。
それにしても2007年に発覚して大問題となった年金の納付記録漏れ問題は衝撃でした。
その数は何千万件という膨大さで、ここまでいくと問題というか事件だと思いましたので、そのショックたるや相当なもので、うちも例外なく調べてもらいましたよ。
何とか漏れはなかったのですが、国の保証の頼りなさを露呈してしまいましたね。
何となくもらえるものと思って過ごしてきたらそうでなくなったわけですし、それどころか、老後の安心であったはずの年金が逆に不安材料になってしまってこの国にいることの意味を初めて考えました。
私は専業主婦ですからいえた立場ではないですが、これを目標にサラリーマンは皆さん働いてきたようなものですものね。
今の制度が私の65歳になるまで同じならば、こういうことは考えたくないですが、夫が万が一先に逝ってしまったら助けられる部分があります。
お金の問題は自分の力で乗り越えるもの
残された妻には遺族厚生年金が出るのですが、40歳~65歳まででしたら中高齢の寡婦加算という制度で金額がプラスされるようです。
私が65歳になると自分の老齢基礎年金に変わりますので、中高齢の寡婦加算はなくなる仕組みになっています。
制度や説明が複雑でわかりにくいですが、もしその時になったら少しでもあわてないように知識は持っていたいですが、これもどうなることでしょうね。
私には子供がいますから、これからの若い世代が払いたくなくなる気持ちは理解できます。
65歳以上が3人に1人になる孫世代が大人になる日にはどうなってしまうのかと心配でたまりません。
それまでに画期的な解決策が出てくることを願うばかりです。
財産というほど子供達に残せませんが、それが孫へつながると思うと1円でも多く残すことをしないといけませんね。
お金の問題だけは、自分の力で乗り越えなければなりませんから、若い世代の老後は年金支給を当てにせず地道に貯蓄した方がよさそうです。
最後に困るのは自分ですものね。